孤独な戦車兵TOM1192

NoobプレイヤーTOM1192の個人的史観で紐解くWOTの世界

私見的PCゲーム向けパーツ紹介(BTO含む) -暫定総集編①

(追記)2020.4.4 一部新しいパーツ登場のため一部変更

皆様こんにちは。TOM1192です。

前回からの更新が88日となり、このままでは完成するのも遠い話となったため、予算の都合に合わせたPCをパターンで構成します。

また、それに近い(と思っている)BTOも上げます。

パターンとしては、①8万、②10万、③13万、④15万、⑤20万、⑥25万とします(個人的な判断です)。

自作PCの強みはアップグレードがシンプルな点なのでこの①を素体に強化したプランで作っていくとよいでしょう。

①8万コース(ローエンド~エントリー主体)・・・WOTではFullHD高設定で90FPS前後

・CPU(約1.5万円)

Intel・・・Core i3 9100(F含む)

AMD・・・Ryzen 5 2600、Ryzen5 3500(NEW!) 

マザーボード(約1万円)

Intel・・・H370採用モデル

AMD・・・B450採用モデル

・メモリ(約5000円)

8GB(4GBx2)ただし、増設前提なら8GBx1

・電源(約5000円)

500W前後(セミプラグインがよい)

GPU(約1.5万円)

Nvidia・・・ GTX1050Ti、GTX1650(NEW!)

AMD・・・RX570

・ストレージ(約1万円)

SSD・・・240GB(OS用)

HDD・・・2TB(ゲーム他データ用)

・その他

ケース(約5000円)、OS(約1.7万円)

で約8万円です。

節約術もありますがここでは割愛させていただきます(主にOS代)。

②10万コース(エントリー主体一部ミドル)・・・WOTではFHD高設定120FPSくらい

8万コースからの変更点

・CPU(+約5000~1万)

Intel・・・Core i5 9400F

AMD・・・Ryzen 5 3600

GPU(+約1万~1.3万)

Nvidia・・・GTX1660、GTX1660Super(NEW!)

AMD・・・RX590、RX5500XT(NEW!)

③13万コース(ミドル主体)・・・WOTではFHD最高設定で100FPSくらい

10万コースからの変更点

GPU(+5000円くらい)・・・強化しなくてもよい

Nvidia・・・RTX2060

AMD・・・RX Vega 64、RX5600XT(NEW!)

・メモリ(+5000円くらい)

16GB(8GBx2もしくは16GBx1)

・電源(+3000~5000円くらい)

750W(セミ・フルプラグインが良い)

・ストレージ(+8000円)

SSD①(OS用) そのままでもよい

SSD②(ゲーム用) 500GB追加(SATA接続)

・CPUクーラー(約4000円)

空冷サイドフロー型

次回に続きます。

私見的PCゲーム向けパーツ紹介(BTO含む) -4 GPU編(2019年7月)

*2019年7月新商品に合わせて更新

tom1192.hatenablog.com

 ↑初回です。まず初めに読んでくださいね。

 

tom1192.hatenablog.com

 ↑前回です。

皆さまこんにちは。TOM1192です。

今回はGPUです。

昨今のPCゲームは規模が大きくなり、それらを満足に動かすためにはそれ相応のスペックが必要となります。

その中でも特にGPUは描画処理を担当しゲームにおける実質的な主役となります。

このため、遊びたいゲームの推奨に合わせたGPUを選ぶ必要があります。

例えば、WOTではFullHD(1920x1080)においてウルトラ画質前提ならGTX1050Ti相当のGPUが必要と記載されています。

とはいえ、PCゲームは多彩な種類があるため、画質をある程度妥協して安く抑えるか、妥協しないために上位のGPUを買うか悩ましいところでもあります。

また、全体の予算のなかではコレが一番比率が高くなることが多いです。

私は、現在Amazonで手に入る最上位GPUであるRTX2080Tiを使用していますが、一般的にそんなウルトラハイエンドGPUは必要ありませんのでご安心を。

さて、GPUを買ううえでもう2つ重要な要素があります。

それは使用するディスプレイの解像度とリフレッシュレートです。

解像度とは、画面の中にあるドットの数でこれが多いほどきれいな表示が可能になります。しかし、解像度が上がるとそれ相応にGPUにかかる負担も上昇します。このため、高解像度でかつ同一画質でプレイする場合は1ランクできれば2ランク上のGPUを用意すると安定的に運用できるかと思います。

リフレッシュレートとは、1秒間に何回画面を切り替えられるかという能力のことで単位はHz(ヘルツ)で記載されています。一般的に売られているディスプレイは1秒間に60回画面の切り替えを行っています。しかし、ゲーミング用ディスプレイでは1秒間に144回画面の切り替えが行えるものがあります。この数が多いとどうなるかというと、画面の切り替わりの激しいゲーム(例:FPSゲーム)で反応しやすくなったり、相手の動きがよく見えるようになります。

これは、リフレッシュレートが増えたことにより画面の情報が増えたために起きた現象です。なお、これもGPUの負担増につながるため、同一画質でもGPUの性能が足りないとあまり恩恵がありません。

あ、そうそう言い忘れていましたが、GPUを搭載するスロットには、フルハイトとロープロファイルという規格があります。

ロープロファイルであれば、上位GPUが搭載できませんのであらかじめご了承ください。

その前置きを置いたうえで、紹介していこうと思います。

今回は予算のレベルで切り分けを行っています。

GPU予算2万まで(ローエンド~エントリークラス)

要求条件

解像度・・・FullHD(1920x1080)以下

リフレッシュレート・・・60Hz~90Hz

Nvidia GTX1650(値段範囲:17,000~21,000円前後)

最新世代であるTuringコアを採用したGPUです。

 GTX1050Tiよりも性能向上を果たしつつ、ほとんどの例で補助電源不要な点も変わらず引継ぎエントリークラスでは最上位性能を持っています。

 こいつは約18,000円です。フルハイトであればこいつを選びましょう。

なお、このGPUを搭載したロープロファイル仕様のものが今後登場するそうなので待つのもアリかと思います。

 

--追記

念願のロープロファイル仕様のものが登場しました。

 ただし、DisplayPortは非搭載なため、高リフレッシュレートディスプレイとはやや相性がわるそうです。

 

Nvidia GTX1050Ti(値段範囲:16,000~20,000円前後)

現状メーカー製スリムデスクトップにも入るGPUで最上位なのはこいつです。

また、製品によっては補助電源が不要なのもメリットです。

MSI GeForce GTX 1050 Ti 4GT LP グラフィックスボード LPモデル VD6238

MSI GeForce GTX 1050 Ti 4GT LP グラフィックスボード LPモデル VD6238

 

 

 これは約17,000円です。登場当初は2万超えでしたが3年たっても大きく値下がりはしていません。ロープロファイルのPCであればこれが限界なのでそれ以上を求めるのであればPCケースの買い替えが必須となります。

 

AMD RX570(値段範囲:15,000~18,000円前後)

GTX1050Tiとほぼ同スペックのGPUです。

MSI Radeon RX 570 ARMOR 8G グラフィックスボード VD6851

MSI Radeon RX 570 ARMOR 8G グラフィックスボード VD6851

 

こいつは約16,000円です。ですが、VRAM(GPU専用メモリ)が8GBとGTX1050Tiより倍増しており、それでかつ値段でも勝っています。ただし、ロープロファイル仕様が存在しないこと、消費電力がやや大きいため補助電源を要求してくることというデメリットもあるので一長一短ではあります。

フルハイトならGTX1050Tiを買うならこっちのほうがいいかもしれません。

 

GPU予算4万まで(ミドルレンジ~アッパーミドル)

要求条件

解像度・・・FullHD~WQHD(2560x1440)以下

リフレッシュレート・・・FullHDなら120Hz前後、WQHDなら100Hz前後

Nvidia RTX2060(値段範囲:37,000~52,000円前後)

RTXと名の付くGPUとしては最下位モデルとなります。

が、前時代のGTX1070相当の性能があり、4万までならこれが最適解です。

 

MSI GeForce RTX 2060 AERO ITX 6G OC グラフィックスボード VD6857

MSI GeForce RTX 2060 AERO ITX 6G OC グラフィックスボード VD6857

 

 こいつは約40,000円です。サイズも小さいのでフルハイトであればケースを選びません。また、補助電源も8ピン一つだけと性能の割には省電力です。

--追記

マイナーチェンジ版のSuperが登場しました。

性能はRTX2060と比較して20%増しだそうですが、値段は20%以上値上がり(55,000円以上)してるのであえて狙う意味はなさそうです。

 

  

Nvidia GTX1660(値段範囲:27,000~40,000円前後)

RTX2060からメモリ性能を落としRTコアを削除したモデルになります。

現在、有名どころのPCゲームであれば大体高設定を選んでプレイできる性能があります。

 

MSI GeForce GTX 1660 AERO ITX 6G OC グラフィックスボード VD6919

MSI GeForce GTX 1660 AERO ITX 6G OC グラフィックスボード VD6919

 

 こいつは約29,000円です。さっきのGTX1650から大幅な値上がりをしていますが、その価格上昇に見合った性能があります。

3万までで選ぶならコレだと思います。

 

AMD RX590(値段範囲:24,000~30,000円前後)

上記のGTX1660より性能が少々落ちますが、値段が大幅に安くなります。

性能以外の欠点は、消費電力の高さとカードサイズ(特に全長)で、それさえ無視できれば十分に検討する価値があるかと思います。

 

 なんと約25,000円とGTX1660よりも3000円近く安くなります。

VRAMも8GBと十分に容量があります。

なお、補助電源は8ピンx1です。

 

GPU予算7万まで(準ハイエンド)

要求条件

解像度・・・WQHD~4K(3840x2060)以下

リフレッシュレート・・・FullHDなら240Hzまで、WQHDなら120Hz前後、4Kなら60Hzまで

個人的にはここくらいまでにしておくと無難だと思います。

Nvidia RTX2070(値段範囲:55,000~75,000円前後)

RTXと名の付くGPUでは中間に位置するGPUです。

前時代のハイエンドGPUであるGTX1080に相当する性能があり、高リフレッシュを求めるならこれが一番よいでしょう。

 

 こいつは約56,000円と最安価クラスです。冷却性能にやや難があるそうですが、しっかりと手綱を握れるのであれば買いでしょう。

補助電源は8ピンx1です

また、 

こいつのように大きなスペースと追加の補助電源を要求する(8ピンx1+6ピンx1)ことにより、性能を向上させたモデルも存在します。が、それ相応に値段も上がるので予算と応相談して選ぶとよいでしょう。

 

--追記

RTX2070にもマイナーチェンジ版であるSuperが登場しました。

こちらはRTX2060Superと違い値段の上昇幅が少ないので検討しても良いかと思います。

 

  

AMD RX VEGA 56(値段範囲:40,000~72,000円前後)

性能はGTX1070相当と上のRTX2070には大幅に劣りますが最安なんと4万を下回るという魅力があります。また、搭載されているVRAMがHBM2という超広帯域メモリでメモリを大量消費するアプリケーションとは相性が良いそうです。

欠点は消費電力でリファレンス仕様でも補助電源を8ピンx2という超電気食い虫という残念な仕様です。 

MSI Radeon RX Vega 56 Air Boost 8G OC グラフィックスボード VD6516

MSI Radeon RX Vega 56 Air Boost 8G OC グラフィックスボード VD6516

 

 こいつはリファレンスそのままのやつです。排気がブロアーファンのため排熱性能や騒音は大きく劣りますが、外排気という特性上ケース内部のエアフローを大きく気にしなくても動作するという強みがあります。

 

 AMD RX 5700(値段範囲:42,000~50,000円前後)

 2019年7月に登場した新GPUです。かつてのAMDGPUから打って変わってゲーム向けに調整され、高性能化を果たしました。

現状リファレンス仕様しか存在しませんが、1ヶ月すればオリジナルファン仕様も出るかと思いますので、慌てて買う必要はありません。

補助電源は8ピン+6ピンで以前のRX Vegaより低消費電力になっています。

性能としてはRTX2060Super相当で十分優秀です。

 

 他社もありますが、保証で選ぶ形になります。

 

AMD RX 5700 XT(値段範囲:52,000~60,000円)

RX 5700の上位モデルです。若干消費電力が上昇していますが、性能はRTX2070相当と十二分に高いです。

まだ、これも現状リファレンスモデルしか存在しないので保証で選びましょう。

 

 

 

 

GPU予算10万以上(ハイエンド~ウルトラハイエンド)

要求条件

・解像度・・・4Kやそれに相当するウルトラワイドのもの

・リフレッシュレート・・・WQHDなら165Hz、4Kなら120Hz

ここまでくると、もはや趣味の領域では済まされません。

自分の気に入ったものを選び後悔しないようにしましょう。

 

Nvidia RTX2080(値段範囲:85,000~120,000円前後)

RTXシリーズにおいては、2番目に位置するGPUです。最安値は85,000円前後と意外と性能単価は安いものですが、冷却性能を重視したものを選ぼうとすると100,000円前後を確実に要求されます。

 性能は前時代のGTX1080Ti相当といわれ、ハイエンドの名に恥じない性能を持っています。

 こいつは約100,000円のタイプです。補助電源は8ピンx2と比較的大きい電源を要求します。

 

 逆にこいつは85,000円のタイプです。コストを落としたいのであればアリですが、ファンコントロールをしっかりと管理する必要があります。

 

AMD Radeon VII(値段範囲:85,000~100,000円前後)

AMD初の7nmの配線を使用したGPUで性能はRTX2080に並ぶものとなっています。

最大の特徴は、超広帯域メモリのHBM2を16GBと特盛な仕様にした点で、このメモリ容量は超ウルトラハイエンドであるTitanRTXくらいしか超えるものが存在しないという化け物だったりします。

ただ、設計自体が2年前から変わっていないせいかあまりそれを生かし切れていない一面があり、若干宝の持ち腐れ状態となっているようです。

また、消費電力もリファレンスで8ピンx2で発熱量も多いため、冷却まわりには十分気を遣う必要があります。

 なお、現状オリジナルクーラーを採用した製品が存在しないリファレンス仕様のみとなっています。

PowerColor AMD Radeon VII 搭載 グラッフィックボード 16GB AXVII 16GBHBM2-3DH

PowerColor AMD Radeon VII 搭載 グラッフィックボード 16GB AXVII 16GBHBM2-3DH

 

 こいつは最安値である85,000円前後です。あえてこれ以外の値段のかかるモデルを選ぶ理由は保証の兼ね合いがあるためです。

 

Nvidia RTX2080Ti(値段範囲:150,000~240,000円前後)

RTXシリーズの最上位です。性能もさることながら値段も超高価格です。

補助電源はリファレンスで8ピンx2で、たいていの場合はこれに準じたものとなっていますが、

 

MSI GeForce RTX 2080 Ti GAMING X TRIO グラフィックスボード VD6722

MSI GeForce RTX 2080 Ti GAMING X TRIO グラフィックスボード VD6722

 

 これみたいに、補助電源を8ピンx2+6ピンx1というトンデモ仕様なやつがいます。

なお、私の1号機がこれを使用しています。

 

今回はここまで。次回に続きます。

私見的PCゲーム向けパーツ紹介(BTO含む) -3 メモリ編(2019年7月)

 

tom1192.hatenablog.com

 ↑最初です。一番始めに読んでくださいね。

tom1192.hatenablog.com

 ↑前回です。

皆様こんにちは。TOM1192です。

前回はマザーボードの紹介でしたが、今回はメモリ編となります。

まず、メモリとはDRAM(Dynamic Random Access Memory)のことで、PC使用時における一時データの受け持ちを担当します。

メモリには規格があり、現状使われるのはDDR4となっています。

また、メモリには容量があり、大容量であればあるほど値段が高くなりますが、最近の価格下落により十分安価に大容量を確保できるようになっています。

個人的には、最低でも16GBの容量を用意しておくと良いかと思います。

なお、同じ容量でもメモリには動作速度でグレードがあります。

種類はたくさんありますが、特にこだわりがない限り、DDR4-2666もしくはDDR4-2400のメモリを探すとよいでしょう。

RyzenやIntelCPUの内蔵グラフィックスのVRAM(GPU用メモリ)はこのメモリから割り当てられるため、動作クロックの高いメモリ(DDR4-3200くらい)を選ぶとスコアに結構な差が出るようです。

さて、そんな前置きを書いたところでおススメいってみましょう。

 

 パトリオット DDR4-2666 8GBx2(16GB)

販売価格約9000円とかなり安価です。動作クロックも2666MHzで動作可能なため現在主流のPCであればコレで良いかと思います。

 

 なお、容量を倍(32GB)にしても約17,000円と容量単価はかなり安い方なので、予算があればこっちにしておくと長期的に運用できます。

 

 

 より、高速のメモリを運用したい方はこちらでどうぞ。

日本国内で流通しているメモリで動作クロックが3200MHzまでなら価格の上昇率が比較的マシです。これ以上になるとより高コストになるので、本当に潤沢な予算がある方以外はここまでにしておくとよいです。

なお、高クロックのメモリの大多数は動作電圧が1.2V→1.35Vと上昇しており、若干消費電力が増えるところに注意が必要です。

ちなみに、Amazonではありませんが、

www.ark-pc.co.jp

www.ark-pc.co.jpのように、定格1.2Vのままで3200MHz動作をするメモリが存在します。

 

今回はここまで。次回に続きます。

私見的PCゲーム向けパーツ紹介(BTO含む) -2 マザーボード編(2019年6月初旬)

 

tom1192.hatenablog.com

 ↑の続きです。最初にここに来た方は上の記事を先に読んでくださいね。

 

皆様こんにちは。TOM1192です。

前回に続き、次はマザーボードの紹介を行います。

まず、マザーボードの紹介をするにあたって、チップセットとソケット、サイズというものの説明をします。

チップセット・・・マザーボードに乗せられたCPUと電気的に接続するICチップのこと。IntelAMDにそれぞれ種類があり、双方には互換はない。

・ソケット・・・CPUが実際に取り付けられるところ。IntelではLGA1151AMDではAM4が採用されており、双方で形状など全く異なるため互換はない。

・サイズ・・・マザーボードには寸法のサイズで名称がある。

ATX・・・一般的に一番大きなサイズ。拡張性にも富んでおり価格も上から下までそろっている。サイズが大きいので取り付けしやすく初心者向けである

MicroATX・・・ATXの長辺を短くした感じのマザーボード。比較的廉価なモデルが多く、安くPCを作る場合は検討するとよい。ただし、ATXより小さいため拡張性にはやや劣る。

③MiniITX・・・17cmX17cmというコンパクトサイズなマザーボード。値段は高くなる傾向が多く、サイズ自体が小さいのもあってか自作難易度が高め。初めて組み上げるPCとしてはおススメできない。

上述の説明を終えたところで、各社のマザーボードでおススメを上げていきます

Intel

H370チップセット

このチップセットは比較的廉価なモデルに多く搭載されています。

価格は約10,000円~15,000円前後です。

 ASUS TUF H370-PRO GAMING(約11,000円)

 鉄板メーカーです。とりあえずコレ選んでたら実用では困りません。

 

ASUS Intel H370 搭載 マザーボード LGA1151対応 H370M-PLUS 【mATX】

ASUS Intel H370 搭載 マザーボード LGA1151対応 H370M-PLUS 【mATX】

 

 ASUS H370M-Plus(約12,000円)

 MicroATXとしては値段があまり下がっていませんが、コンパクト系PCを狙うのであればコレでよいかと。 

ASRock Intel H370チップセット搭載 Mini-ITXマザーボード H370M-ITX/ac

ASRock Intel H370チップセット搭載 Mini-ITXマザーボード H370M-ITX/ac

 

 ASRock H370M-ITX/ac(約13,000円)

小さいものにいっぱい詰め込めます。最小限のスペースで最大限の拡張性を確保したいい例ですね。

ちなみに、この会社(ASRock)は

ASRock Intel X299 チップセット搭載 Mini-ITX マザーボード X299E-ITX/ac

ASRock Intel X299 チップセット搭載 Mini-ITX マザーボード X299E-ITX/ac

 

 ↑ハイエンドCPU+クアッドチャンネルをMiniITXに乗せられるようにしたもの

ASRock AMD X399チップセット搭載 Micro ATXマザーボード X399M Taichi

ASRock AMD X399チップセット搭載 Micro ATXマザーボード X399M Taichi

 

 ↑サイズの大きいCPUをMicroATXに乗せたもの

 といったように、変態マザボを作る会社です。

 

Z390チップセット

H370の上位のチップセットです。

H370の機能に加えて、PCI-E3.0のレーン分割(x16→x8/x8)と倍率フリーモデルCPU(型番の最後にKがつくCPU)におけるオーバークロックが可能になります。

上位のチップセットではありますが、価格帯は安いもので10,000円前後から買えます。

上述のオーバークロックをする場合は最低でも20,000円以上のマザーボードを選んでおくと耐性的に良いでしょう。

逆に言えば特段普通に使う分にはH370で事足りるとも言えます。

 

MSI Z390-A PRO ATX マザーボード [Intel Z390チップセット搭載] MB4617

MSI Z390-A PRO ATX マザーボード [Intel Z390チップセット搭載] MB4617

 

 MSI Z390-A PRO(約11,000円)

 Z390では最安価クラスです。簡易OCくらいなら耐えられるでしょうが、本格的にOCをする場合は

 ASUS ROG STRIX Z390-F GAMING(約22,000円)

 のような耐久性高いマザボを選ぶとよいでしょう。

 ASUS TUF Z390M-PRO GAMING(約15,000円)

 これも比較的耐久性が高い方と言われています。MicroATXなので電源周りは強くしにくいのでOCするにしてもほどほどにしましょう。

ASRock Intel Z390 チップセット搭載 Mini-ITX マザーボード Z390M-ITX/ac

ASRock Intel Z390 チップセット搭載 Mini-ITX マザーボード Z390M-ITX/ac

 

 ASRock Z390M-ITX/ac(約18,000円)

H370のやつのZ390版です。みっちり詰まってます。

 

他にはH310やB365といったチップセットがありますが、個人的には上二つのチップセットで選ぶと失敗しないと思います。

 

 

AMD

B450チップセット

AMDにおけるH370的立ち位置のチップセットです。

ATX~MiniITXまで幅広くそろっており、Intelマザーボードよりも廉価な傾向があります。ただし注意すべき点として、マザーボードに実装されている2つのM.2スロットのうち1つはCPU直結(PCI-E3.0x4)ですがもう一つはチップセット経由(PCI-E2.0x4)なので性能が著しく落ちます。

AMDでPCを組むにはこのチップセットでだいたい問題ありません。

ちなみにAMDのCPUは一部を除いてすべて倍率フリーとなっており、このチップセットでもオーバークロックが可能です。

 例として、

ASUS TUF B450M-PLUS GAMING (約8500円)

 B450最安値候補のマザーボードです。簡易OCくらいなら十分できます。

またこれのATX版もあります。

 

ASUS AMD B450搭載 AM4対応 マザーボード TUF B450-PLUS GAMING【ATX】

ASUS AMD B450搭載 AM4対応 マザーボード TUF B450-PLUS GAMING【ATX】

 

価格は若干上がって9500円です。

 

ASRock AMD B450チップ搭載 Micro ATX マザーボード B450M Pro4

ASRock AMD B450チップ搭載 Micro ATX マザーボード B450M Pro4

 

 ASRock B450M Pro4(約9000円)

 これのB350版が私の自作PC4号機のマザーボードです。DisplayPortがないことが欠点ですが、それを除けば必要なものはそろっているので困ることはないかと思います。

 MSI B450I GAMING PLUS AC(約13,000円)

MiniITXの中では最安価クラスです。私の自作PC5号機でも安定動作しているので超コンパクトPCを組むのであればコレで大丈夫だと思います。

 

X470チップセット

B450チップセットの上位版です。特徴はPCI-E3.0のレーン分割(x16→x8/x8)とRyzen 7 2700XとRyzen 5 2600Xのみに使用できるPresissionBoostOverride(以降PBOと表記)が使用可能な点です。

レーン分割をしないのであればあえて選ぶ必要はありません。

MicroATXサイズのものが存在しないため、注意が必要です。

例として、

 

MSI X470 GAMING PRO ATX ゲーミングマザーボード [AMD X470チップセット搭載] MB4499
 

 MSI X470 GAMING PRO(約14,000円)

 X470の中では相当安価です。PBOを使う程度であればコレで良いかと思います。

 GIGABYTE X470 AORUS ULTRA GAMING(約17000円)

 値段が少々上がりますが、M.2SSD用のヒートシンクが標準付属しているのでNVMESSDを運用するのであればコレが一番よいでしょう。

 ASUS ROG STRIX X470-I GAMING(約23000円)

X470の中ではかなり高価格帯のマザーボードです。M.2SSD用ヒートシンクが標準でついてくるモデルであり、かつ表側にM.2SSDが搭載できるようになっているので高発熱SSDを運用するのであればコレ一択です。

 

これらを踏まえたうえで最終的に組み込むうえでのCPUとマザーボードの組み合わせとしては

Intel

①KなしCPU+H370(合計約32,000~40,000円)

②K付CPU+Z390(合計約72,000~90,000円)

③KなしCPU+Z390(合計約35,000~45,000円)

 ・AMD

Ryzen 5シリーズ+B450(合計約25,000~30,000円)←おススメ

Ryzen 7シリーズ+B450(合計約40,000~55,000円)

Ryzen X付シリーズ+X470(合計約50,000~70,000円)

となりますので予算と応相談しながら購入しましょう。

 

今回はここまで。次回に続きます。

 

tom1192.hatenablog.com

 

私見的PCゲーム向けパーツ紹介(BTO含む) -1 CPU編(2019年7月)

※2020年5月新発売商品に合わせて更新しました(2020/5/14)。

※2019年7月新発売商品に合わせて更新しました。

皆様こんにちは。TOM1192です。

今回は、WOTなどのPCゲームをするにあたっておすすめな構成を含めたPCパーツの紹介をします。

また、これに準ずるパーツを搭載したBTOのPCも紹介します。

なお、紹介内容が多いと思われますので各項目ごとに分けて投稿します。

まず、PCを構成するパーツは、

①CPU

マザーボード

③メモリ

GPU

⑤ストレージ

⑥電源

⑦ケース

⑧CPUクーラー

⑨OS

の9つが最低必要となります。上から順番に説明とおススメを紹介していきます。

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D-デイイベント開始!

皆様こんにちは。TOM1192です。

本日5/24より始まった、WOTの新イベント「D-デイの試練」について紹介いたします。

worldoftanks.asia

まず、今回のイベント報酬は、フランスTier5駆逐戦車「M10 RBFM」です。

これはアメリカの同格駆逐戦車である「M10 Wolverine」下位互換車両です。

特徴としては、

・全周砲塔

・同格MTクラスの主砲

・やや遅い足周り

・専用塗装がある(ミッション報酬)

といった感じです。

問題点は、

・76mmM1A2や105mm M4といった強力な砲ではない。

・エンジンはディーゼルなので消耗品で強化できない(その代わりエンジン自体の発火率は低め)。

・車体自体はM10そのままなので弱点他も同じ

といったところでしょうか。

ミッション自体は、忠実車両限定(後述)もしくはTier8以上で達成できるようになっています。

 

【忠実車両】:簡単に言うとTier4~6の車両でかつ戦中車両のものが主体です。そのせいで、報酬車両の該当国のフランスがTier4のB1しかいないという悲惨なものとなっています(フランスはTier4からのほとんどの車両が戦後製造なため)。

 

ちなみに、達成は比較的しやすいほうなので、毎日プレイすれば十二分に獲得できます。

なお、ミッション自体は全部で14個あり、うち10個達成で車両獲得、全ミッション達成で専用塗装を獲得できます。

 

今回はここまで。またお会いしましょう。

Ver.1.5登場

皆さまこんにちは。TOM1192です。

Ver.1.5が来ましたがいかがお過ごしでしょうか。

内容としては、

スウェーデンMTツリーの実装

・日本HTツリーの弱体化

自走砲の弱体化

・プレミアムアカウントの独立

・マップフィルタの導入

です。

 

スウェーデンMTツリー

Tier8から分岐するスウェーデン新ツリーは油気圧サスを搭載し、正面方向に限って良好な仰俯角を確保しています。単発火力も十分にあり課金弾貫通が若干低いことを除けば強力な戦車です。

 また、Strv103と違い自動でモード切り替えが行われるので切り替え時間のもどかしさ

もありません。

 

・日本HTの弱体化

今回のアプデで15㎝砲に調整が加えられ、Tier6~Tier8に搭載される15㎝砲は単発火力減と発射レート減という大幅な弱体化、Tier9、10に搭載される15㎝砲は単発火力の大幅減とHESH弾実装(ダメージ量は通常弾同等)ともはや方向性が不明な弱体化が行われました。かつての面影は完全に消失し、使いにくい戦車となりました。

今後の調整が気になるところですが、現状新規に作るのはおススメできません。

 

自走砲の弱体化

ASIA鯖全体の悩みである自走砲の弱体化が行われました。

といっても、爆風範囲が減ったとか、スタン時間が短くなったとかの調整が主体です。

その中でも内張り装甲の対スタン性能向上には、大きな効果があるかと思いますが、問題はそれによって恩恵を受ける戦車そのものが弱体化で減るので何とも言えません。

なお、CGCの略称で有名なConquerorGunCarridgeは弾速が落ちたため、射程も短くなったそうです。

 

・プレミアムアカウントの独立

かつては共有されていたプレミアムアカウントがWOTプレミアムアカウントとして独立しました。これによりプレ垢のシステムが変更されました。

今までは、クレジット1.5倍、経験値1.5倍だけでした。

が、今回のアップデートで強化される形となりました。

その中でも

リザーブ庫の実装

これはWOTをプレイし、戦闘結果によって得た標準のクレジット収入の10%が別のリザーブ庫に貯蓄されるシステムで、1週間ごとにその収入を得られます。なお最大は75万クレジットとなっています。

1試合で平均4万クレジット手に入りその状態を維持したと仮定し、最大まで貯蓄するためには、約188試合必要となり、1日24試合で届く計算になります。常時収入とは別に収入が入るのはいい要素かと思います。

②プレミアムEXPボーナス

戦闘結果(勝利に限る)の経験値を当日内5回分だけ、初回勝利ボーナスとは別に3倍分の経験値を追加で得られるシステムです。このため、不定期で訪れる初回勝利ボーナスの5倍実施時は、実倍率8倍というとてつもない経験値を手に入れられます。研究やフリー経験値貯蓄には非常に向いている機能となっています。時間の少ない社会人プレイヤーにもやさしい機能です。

③マップフィルターの追加ボーナス

同アップデートで実装された、マップフィルターを2個に増枠してくれます。

肝心のマップ調整が行われないのでなんか解決したように見えませんが、WGはあきらめたのかと私は感じています。

ほかにも小隊ボーナスやデイリーミッションも追加されていますが、ここでは割愛します。

 

・マップフィルターの導入

今回のアップデートでマップフィルターが導入されました。

端的に言えば、嫌いなマップを各々で設定して省く機能です。これの影響か知りませんが、特定のマップでは動きがおかしくなってるそうです。言ってしまえばNOOBとNewbieしかいなくなっている状態です。ある種おいしいともとれますが、言い換えればフィルター適用率が低いマップは強豪ひしめくマッチングに当たる可能性があります。

個人的にはどれをフィルターにいれても変わったものではないと思っているので、現段階ではフィルターを入れてません。

 

今回はここまで。

1.5.1の足音が近づいておりますが、それは実装時に書こうかと思います。