孤独な戦車兵TOM1192

NoobプレイヤーTOM1192の個人的史観で紐解くWOTの世界

自走砲の調整について(サンドボックスの予定にて)

皆様こんにちは。TOM1192です。

今回はようやくというかなんというかWOTプレーヤーが毎度の如く悩まされた&当方の引退の原因でもあった、自走砲の調整についてです。

なお、内容はサンドボックスであり、メインのほうに実装されるのはまだまだ先とは思われますが、今回はその紹介です。

 

 

 

1.自走砲の現在の問題点

WOTには

  • 軽戦車(LT)・・・偵察及び遊撃担当
  • 中戦車(MT)・・・オールラウンダー
  • 重戦車(HT)・・・前線構築担当
  • 駆逐戦車(TD)・・・主力支援担当
  • 自走砲(SPG)・・・後方支援担当

の5種が実装されています。

この中でも自走砲だけは唯一前線に出なくても攻撃が行える車両であり、コレが嫌われる理由です。

また、自走砲はいつぞやにスタンシステム導入と精度上昇、装填時間短縮の調整が入ったせいで、高精度でスタンばかりを叩き込む糞車両へと進化し、この嫌われに拍車がかかったというわけです。

 

かつては単発火力こそ超特大(Tier10のT92 HMCに至っては単発1800まであった)ものの、精度は劣悪であり、いわば一つのロマン枠みたいな状態ではありました。

無論ごく一部のキチガイ自走砲(ファッキンビークルことFV304)など例外もいますが、それを除けば十分バランスがとれていたと思っています。

 

さて、これらから問題点を述べるとすれば

  1. 前線からは一切視認できない(陣地強行偵察LTがいる場合は除く)
  2. 一方的に榴弾を叩きつけられる上に性能低下(スタン含む)が発生する。
  3. 被るダメージ量も相当大きい(特に超重戦車系)

の3つですね。

 

スタン含む能力低下は、前線からの後退時間の延長を強いられるため、より一層の被弾を強いられる形になります。

特にMausなどの超重戦車系は図体がでかすぎるせいで格好の的であり、マップによっては一方的にバカスカ叩き込まれるだけの糞展開になることもままあり、プレーヤーのやる気低下につながっているのは間違いありません。

 

2.今回の調整内容

その結果を受けてかというか実装当初からずっと言われてた気がしますが、今回サンドボックス自走砲の調整を行う形となりました。

端的に言えば旧タイプの自走砲にスタン砲弾を新規に投入するといった感じで、先祖返りを行うようになりました。

worldoftanks.asia

詳細はこちらにありますが、普通に説明します。

2-1 スタン専用の砲弾の実装

現在は152mm以上の口径でスタンが発生するようになっており、特に高Tier帯においてはその爆風範囲の広さをもって、敵にいやがらせをするようになっています。

今回調整された新砲弾は、

  • 軽装甲以外には貫通しない
  • 非貫通時は履帯くらいにしかモジュールダメージが入らない
  • 爆発範囲は最大

といった感じになっています。

特に最前線を構築する重戦車には実質の救済であり、スタンと履帯切断で済むようになったのは大きいでしょう。

糞なのは変わりませんがね…

 

2-2 通常榴弾の再実装

スタン専用砲弾と相反する形で標準榴弾が帰ってきました。

が、かつて猛威を奮った高貫通高爆風範囲ではなく、

  • そこそこの貫通で単発火力も高め
  • 非貫通でも内部モジュールにダメージあり
  • 爆風範囲は狭め
  • スタンはなし(ここ重要)

といった感じです。

特にTDとは相性が悪そうな砲弾ですね。

スタンを失った代わりに得たものが多いので、最前線に叩き込むのも良さげかもしれません。

 

2-3 徹甲弾とHEAT弾の再実装

現在ではごく一部の車両(課金戦車の2両)のみの高貫通に特化した砲弾が帰ってくることになりました。

端的に言えば、当たれば最強、スカすると無意味な砲弾です。

精度はどうなるかはわかりませんが、現在の精度のままで砲弾が飛来してくる場合は相当キツイ可能性があります。

WGの調整は別の惑星ばりに大雑把なのでこのあたりで時間がかかりそうではあります。

 

2-4 弾道がより見やすくなるように

現在の自走砲の弾道は見えなくはないですが、しっかりと見ない限りは見えないです。

今回の調整ではより見やすくなるようになるそうですが、低弾道なObj.261はなかなか見えないかもしれません。

 

2-5 自走砲版第六感の実装

自走砲からの弾着の可能性を予測する第六感のようなもの(正式日本語名はないのでここでは砲撃予測とします)が実装されます。

砲撃予測では自身が弾着によるダメージが発生する可能性がある場合にのみ、どの方角から発射されたかを確認することができる機能です。

が、あくまで有効なのは自身に弾着する可能性がある場合であって、ソレ以外では機能しません。

味方に敵の位置を知らせるには十分なのと、弾道からどこまでがセーフなのかもわかるようになるとは思うので、実装が望まれますね。

 

2-6 ミニマップ上の弾着マーカーの実装

自走砲が発射した砲弾がどのあたりに弾着したかを表示してくれます。

WOTは敵が誰であるかはわかるようになっているので弾道特性からだいたいの位置を把握できるようになる可能性が大きくなります。

一方で、弾着した結果しか残らないため、特に高弾道自走砲(Conqueror Gun Carriageなど)とは相性が悪く、前述の砲撃予測と組み合わせて位置の判定を行うのが最適であるのは間違いありません。

 

3.最後に

と、ここまで改良点を紹介したわけでありますが、そもそもスタンを実装する前の自走砲が害悪だったわけではなく、アジア鯖特有の自走砲率の高さ(マッチ内双方に5両なときもあった)が問題であったと私は考えています。

今回の調整はようやくそこに踏み切った形にはなっていますが、実装からすでに4年近く経過している(実装は2017年4月の0.9.18)にも関わらず、今まで手を加えなかったWGの罪は重いです。

少なくとも、

の変更はよかったんですがね…

とはいえ、コレはあくまでサンドボックスであり、本鯖に適用されるのはすぐではありません。

それまではクソうんこ投射機にイライラさせながらWOTをプレイする以外の選択肢はないので諦めるのが懸命でしょう。

 

と今回はここまで。久々のWOT記事でした。