私見的PCゲーム向けパーツ紹介(BTO含む) -2 マザーボード編(2019年6月初旬)
↑の続きです。最初にここに来た方は上の記事を先に読んでくださいね。
皆様こんにちは。TOM1192です。
前回に続き、次はマザーボードの紹介を行います。
まず、マザーボードの紹介をするにあたって、チップセットとソケット、サイズというものの説明をします。
・チップセット・・・マザーボードに乗せられたCPUと電気的に接続するICチップのこと。IntelとAMDにそれぞれ種類があり、双方には互換はない。
・ソケット・・・CPUが実際に取り付けられるところ。IntelではLGA1151、AMDではAM4が採用されており、双方で形状など全く異なるため互換はない。
・サイズ・・・マザーボードには寸法のサイズで名称がある。
①ATX・・・一般的に一番大きなサイズ。拡張性にも富んでおり価格も上から下までそろっている。サイズが大きいので取り付けしやすく初心者向けである
②MicroATX・・・ATXの長辺を短くした感じのマザーボード。比較的廉価なモデルが多く、安くPCを作る場合は検討するとよい。ただし、ATXより小さいため拡張性にはやや劣る。
③MiniITX・・・17cmX17cmというコンパクトサイズなマザーボード。値段は高くなる傾向が多く、サイズ自体が小さいのもあってか自作難易度が高め。初めて組み上げるPCとしてはおススメできない。
上述の説明を終えたところで、各社のマザーボードでおススメを上げていきます
H370チップセット
このチップセットは比較的廉価なモデルに多く搭載されています。
価格は約10,000円~15,000円前後です。
ASUS Intel H370 搭載 マザーボード LGA1151対応 TUF H370-PRO GAMING 【ATX】
- 出版社/メーカー: Asustek
- 発売日: 2018/04/03
- メディア: Personal Computers
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ASUS TUF H370-PRO GAMING(約11,000円)
鉄板メーカーです。とりあえずコレ選んでたら実用では困りません。
ASUS Intel H370 搭載 マザーボード LGA1151対応 H370M-PLUS 【mATX】
- 出版社/メーカー: Asustek
- 発売日: 2018/04/03
- メディア: Personal Computers
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ASUS H370M-Plus(約12,000円)
MicroATXとしては値段があまり下がっていませんが、コンパクト系PCを狙うのであればコレでよいかと。
ASRock Intel H370チップセット搭載 Mini-ITXマザーボード H370M-ITX/ac
- 出版社/メーカー: ASROCK
- 発売日: 2018/04/03
- メディア: Personal Computers
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ASRock H370M-ITX/ac(約13,000円)
小さいものにいっぱい詰め込めます。最小限のスペースで最大限の拡張性を確保したいい例ですね。
ちなみに、この会社(ASRock)は
ASRock Intel X299 チップセット搭載 Mini-ITX マザーボード X299E-ITX/ac
- 出版社/メーカー: ASROCK
- 発売日: 2017/11/03
- メディア: Personal Computers
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↑ハイエンドCPU+クアッドチャンネルをMiniITXに乗せられるようにしたもの
ASRock AMD X399チップセット搭載 Micro ATXマザーボード X399M Taichi
- 出版社/メーカー: ASROCK
- 発売日: 2018/03/09
- メディア: Personal Computers
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↑サイズの大きいCPUをMicroATXに乗せたもの
といったように、変態マザボを作る会社です。
Z390チップセット
H370の上位のチップセットです。
H370の機能に加えて、PCI-E3.0のレーン分割(x16→x8/x8)と倍率フリーモデルCPU(型番の最後にKがつくCPU)におけるオーバークロックが可能になります。
上位のチップセットではありますが、価格帯は安いもので10,000円前後から買えます。
上述のオーバークロックをする場合は最低でも20,000円以上のマザーボードを選んでおくと耐性的に良いでしょう。
逆に言えば特段普通に使う分にはH370で事足りるとも言えます。
MSI Z390-A PRO ATX マザーボード [Intel Z390チップセット搭載] MB4617
- 出版社/メーカー: MSI COMPUTER
- 発売日: 2018/10/09
- メディア: Personal Computers
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MSI Z390-A PRO(約11,000円)
Z390では最安価クラスです。簡易OCくらいなら耐えられるでしょうが、本格的にOCをする場合は
ASUS Intel® Z390搭載 LGA1151対応マザーボード ROG STRIX Z390-F GAMING【ATX】
- 出版社/メーカー: Asustek
- 発売日: 2018/10/09
- メディア: Personal Computers
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ASUS ROG STRIX Z390-F GAMING(約22,000円)
のような耐久性高いマザボを選ぶとよいでしょう。
ASUS Intel Z390 搭載 LGA1151 対応 マザーボード TUF Z390M-PRO GAMING 【MicroATX】
- 出版社/メーカー: Asustek
- 発売日: 2018/10/09
- メディア: Personal Computers
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ASUS TUF Z390M-PRO GAMING(約15,000円)
これも比較的耐久性が高い方と言われています。MicroATXなので電源周りは強くしにくいのでOCするにしてもほどほどにしましょう。
ASRock Intel Z390 チップセット搭載 Mini-ITX マザーボード Z390M-ITX/ac
- 出版社/メーカー: ASROCK
- 発売日: 2018/10/09
- メディア: Personal Computers
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ASRock Z390M-ITX/ac(約18,000円)
H370のやつのZ390版です。みっちり詰まってます。
他にはH310やB365といったチップセットがありますが、個人的には上二つのチップセットで選ぶと失敗しないと思います。
・AMD
B450チップセット
ATX~MiniITXまで幅広くそろっており、Intelのマザーボードよりも廉価な傾向があります。ただし注意すべき点として、マザーボードに実装されている2つのM.2スロットのうち1つはCPU直結(PCI-E3.0x4)ですがもう一つはチップセット経由(PCI-E2.0x4)なので性能が著しく落ちます。
AMDでPCを組むにはこのチップセットでだいたい問題ありません。
ちなみにAMDのCPUは一部を除いてすべて倍率フリーとなっており、このチップセットでもオーバークロックが可能です。
例として、
ASUS AMD B450 搭載 AM4 対応 マザーボード TUF B450M-PLUS GAMING 【MicroATX】
- 出版社/メーカー: Asustek
- 発売日: 2018/08/01
- メディア: Personal Computers
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ASUS TUF B450M-PLUS GAMING (約8500円)
B450最安値候補のマザーボードです。簡易OCくらいなら十分できます。
またこれのATX版もあります。
ASUS AMD B450搭載 AM4対応 マザーボード TUF B450-PLUS GAMING【ATX】
- 出版社/メーカー: Asustek
- 発売日: 2018/08/01
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価格は若干上がって9500円です。
ASRock AMD B450チップ搭載 Micro ATX マザーボード B450M Pro4
- 出版社/メーカー: ASROCK
- 発売日: 2018/07/31
- メディア: Personal Computers
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ASRock B450M Pro4(約9000円)
これのB350版が私の自作PC4号機のマザーボードです。DisplayPortがないことが欠点ですが、それを除けば必要なものはそろっているので困ることはないかと思います。
MSI B450I GAMING PLUS AC Mini-ITX ゲーミングマザーボード [AMD B450チップセット搭載] MB4532
- 出版社/メーカー: MSI COMPUTER
- 発売日: 2018/07/31
- メディア: Personal Computers
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MSI B450I GAMING PLUS AC(約13,000円)
MiniITXの中では最安価クラスです。私の自作PC5号機でも安定動作しているので超コンパクトPCを組むのであればコレで大丈夫だと思います。
X470チップセット
B450チップセットの上位版です。特徴はPCI-E3.0のレーン分割(x16→x8/x8)とRyzen 7 2700XとRyzen 5 2600Xのみに使用できるPresissionBoostOverride(以降PBOと表記)が使用可能な点です。
レーン分割をしないのであればあえて選ぶ必要はありません。
MicroATXサイズのものが存在しないため、注意が必要です。
例として、
MSI X470 GAMING PRO ATX ゲーミングマザーボード [AMD X470チップセット搭載] MB4499
- 出版社/メーカー: MSI COMPUTER
- 発売日: 2018/07/07
- メディア: Personal Computers
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MSI X470 GAMING PRO(約14,000円)
X470の中では相当安価です。PBOを使う程度であればコレで良いかと思います。
GIGABYTE X470 AORUS ULTRA GAMING ATX ゲーミングマザーボード [AMD X470チップセット搭載] MB4379
- 出版社/メーカー: Gigabyte
- 発売日: 2018/04/19
- メディア: Personal Computers
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GIGABYTE X470 AORUS ULTRA GAMING(約17000円)
値段が少々上がりますが、M.2SSD用のヒートシンクが標準付属しているのでNVMESSDを運用するのであればコレが一番よいでしょう。
ASUS AMD X470 搭載 AM4 対応 マザーボード ROG STRIX X470-I GAMING 【Mini-ITX】
- 出版社/メーカー: Asustek
- 発売日: 2018/05/18
- メディア: Personal Computers
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ASUS ROG STRIX X470-I GAMING(約23000円)
X470の中ではかなり高価格帯のマザーボードです。M.2SSD用ヒートシンクが標準でついてくるモデルであり、かつ表側にM.2SSDが搭載できるようになっているので高発熱SSDを運用するのであればコレ一択です。
これらを踏まえたうえで最終的に組み込むうえでのCPUとマザーボードの組み合わせとしては
①KなしCPU+H370(合計約32,000~40,000円)
②K付CPU+Z390(合計約72,000~90,000円)
③KなしCPU+Z390(合計約35,000~45,000円)
・AMD
①Ryzen 5シリーズ+B450(合計約25,000~30,000円)←おススメ
②Ryzen 7シリーズ+B450(合計約40,000~55,000円)
③Ryzen X付シリーズ+X470(合計約50,000~70,000円)
となりますので予算と応相談しながら購入しましょう。
今回はここまで。次回に続きます。