私見的PCゲーム向けパーツ紹介(BTO含む) -5 ストレージ編(2019年7月仮作成、2020年4月完成)
↑前回です。
皆様こんにちは。TOM1192です。
前回から続きまして、今回はストレージ編となります。
ストレージには補助記憶装置という正式名称がありますが、端的に言えばHDDなどを指します。
現在PC用として一般的流通しているストレージとしては、SSDとHDD、その中間のSSHDがあります。
なお、eMMCというSSDのなりそこないみたいなのもいます。
各特長を書きつつ、紹介に移ろうと思います。
・HDD
言わずと知れた古参のストレージ。メーカー製PCならほぼ確実に採用されています。
強み・・・容量単価
現在4TBが8000円以下で買えるというトンデモコスパです。
高いモデルでもSSDを圧倒します。
弱み・・・ランダムアクセスと衝撃
HDDは物理的に円盤を回す構造上衝撃に弱いです。また、今までよりシーケンシャル速度(常時読書速度)は向上しましたが、円盤のアクセスラグの関係上どうしてもランダムアクセスには弱いです。
これらから、用途としてはサブストレージで運用することが多いです。
Seagate BarraCuda 3.5" 4TB 内蔵ハードディスク HDD 2年保証 6Gb/s 256MB 5400rpm 正規代理店品 ST4000DM004
- 出版社/メーカー: SEAGATE
- 発売日: 2017/07/14
- メディア: Personal Computers
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現状容量単価が最安値のHDDです。記録方式(HDDにデータの保存の仕方)がSMRという方式です。これは従来の方式であるCMRのデータの一部を重ねることによって大容量を確保しています。ただし、これの欠点はただでさえ低いランダムアクセスがさらに悪化するところです。ただ、倉庫用としてと割り切れば容量の大きさだけが生きてくるかと思います。
Western Digital HDD 内蔵ハードディスク 3.5インチ 3TB WD Red NAS用 WD30EFRX 5400rpm 3年保証
- 出版社/メーカー: Western Digital
- メディア: Personal Computers
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容量単価は多少悪化しますが、安定性の高いことで有名なHDDです。また、記録方式が従来のCMRということで、SMR嫌いの方がわざわざ選んで買うそうです。
2020年4月追加:WD REDの6TB以下はすべてSMRになったそうですので、CMRが欲しい方は6TB以上を選ぶ必要があります。
・SSD
SSDとはSolidStateDriveという略称で、高速なアクセス速度をもつストレージです。
詳しい構造は他の方に任せるとして、そのアクセス性能の高さからシステム用(OSを入れるストレージ)だけでなくゲーム用としても良く使われるようになりました。
容量単価は登場初期から大きく下がりましたが、依然としてHDDにはかなわず、使い分けをしておくとよいでしょう。
接続方式はHDD同様のSATAと超高速なNVMEの二つです。
SATA接続の場合は最高速度は頭打ちであるためどれをえらんでもだいたい問題ありません。
一方NVME(PCIE直結)の場合は頭打ちのものだったりそうでなかったりするので、用途にあわせて選びましょう。
容量はゲーム前提なら500GB前後かそれ以上を選べば問題ありません。
・SATA接続【500GB前後】 (値段範囲:5000円~8000円)
Crucial SSD 500GB 7mm / 2.5インチ MX500シリーズ SATA3.0 CT500MX500SSD1/JP
- 出版社/メーカー: Crucial(クルーシャル)
- 発売日: 2018/01/09
- メディア: Personal Computers
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定番のCrucial社のSSDです。このほかにも
Samsung SSD 500GB 860EVO 2.5インチ内蔵型【PlayStation4 動作確認済】5年保証 正規代理店保証品 MZ-76E500B/EC
- 出版社/メーカー: 日本サムスン
- 発売日: 2018/02/02
- メディア: Personal Computers
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860EVOであったり、
WD 内蔵SSD 2.5インチ / 500GB / WD Blue 3D / SATA3.0 / 5年保証 / WDS500G2B0A
- 出版社/メーカー: Western Digital
- 発売日: 2019/03/05
- メディア: Personal Computers
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SanDisk 内蔵 2.5インチ SSD / SSD Ultra 3D 500GB / SATA3.0 / SDSSDH3-500G-G25
- 出版社/メーカー: サンディスク
- 発売日: 2018/12/07
- メディア: Personal Computers
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WDのBlue(SandiskのUltra3Dは名前違いで中身は同じ)もおすすめです。
安さなら
シリコンパワー SSD 512GB 3D NAND採用 SATA3 6Gb/s 2.5インチ 7mm PS4動作確認済 3年保証 A55シリーズ SP512GBSS3A55S25
- 出版社/メーカー: シリコンパワー
- 発売日: 2018/02/15
- メディア: 付属品
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シリコンパワー社でいいです。ゲーム用ならそこまで大きな差は出ません。
他にも中華SSDがありますが、壊れても良ければそれでもかまいません。
・M.2接続
M.2には2種類あり、NVMEと今までのSATAがあります。
当然SATAの場合は上のSSDと速度は変わりませんが、値段が安くケーブルレス設計なら十分実用的な一面があります。
NVME接続の場合、そこに接続されているPCIEの帯域で速度が大きく変わるのでマザーボードの仕様書とにらめっこしながら取り付けしましょう。
・M.2SATA【500GB前後】 (値段範囲:5000円~8000円)
Samsung SSD 500GB 860EVO M.2 2280 SATA6Gbps 5年保証 正規代理店保証品 MZ-N6E500B/EC
- 出版社/メーカー: 日本サムスン
- 発売日: 2018/02/02
- メディア: Personal Computers
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上記の860EVOのM.2バージョンです。
同様な仕様なSSDとして、CrusialのMX500やWDのBlueSSDもあります。
2.5インチと性能は変わりませんので、好みに応じて選ぶといいでしょう。
・NVME【500GB前後】(値段範囲:10000~16000円)
同一容量でも値段が倍以上上がります。
現状PCIe-3.0x4が主流ですが、4.0x4のより高速なSSDもありますので、予算に合わせて選びましょう。
Western Digital WD Black 内蔵SSD M.2-2280 SN750 ゲームPC カスタムPC 500GB NVMe 5年保証 WDS500G3X0C-EC【国内正規代理店品】
- 発売日: 2019/06/23
- メディア: Personal Computers
3.0x4ではWDのSN750がおすすめです。
コレにはヒートシンク付きモデルも存在するので初めてのNVMESSDとしては安定稼働をしやすいです。
Crucial SSD M.2 500GB P1シリーズ Type2280 PCIe3.0x4 NVMe 5年保証 正規代理店保証品 CT500P1SSD8JP
- 発売日: 2018/10/25
- メディア: Personal Computers
QLCになると1万円を切ってきます。
が、上のSSDよりも耐久性に若干難があるのとランダム性能が劣るため、多少割り切った考えで購入する必要があります。
で、ぶっちゃけどーなのってところですが、
基本的にはSSD+HDD各1台づつの組み合わせをしておけば困りません。
私の1号機みたいに、SSD+SSD+SSD+SSHDとかいう意味不明な組み合わせは完全に趣味の世界ですので各個人のさじ加減でいいかと思います。
以上。ストレージ編でした。次回は電源かな?