次期アップデート(Ver.1.4)におけるマルチスレッドの効果について
皆様こんにちは。TOM1192です。
先日WOTの次期アップデートであるVer1.4の公開テストが開始されました。
アップデート内容としては
・フランス新軽戦車ルートとしての装輪装甲車の実装(Tier6から分岐)
・パーソナルミッションの内容調整
・パーソナルミッション第二弾報酬車両である、ChimeraとObj.279(e)の性能Buff
・マルチスレッド処理に対応
です。
このうち、今回はマルチスレッドに焦点を当てて書こうと思います。
前回の記事
でわがPCのスペックは書きましたが、次期アップデートではマルチスレッドに対応するようになります。
サービス開始時から現在までにどう変化したかというと
サービス開始時(2011年)・・・Intel 第2世代Core iシリーズ(Core i7 2600K<4コア8スレッド>)
現在(2019年)・・・Intel第9世代Core iシリーズ(Core i9 9900K<8コア16スレッド>)、AMD Ryzenシリーズ(Ryzen7 2700X<8コア16スレッド>)
とコア数スレッド数ともに倍になりました。
そこで、タイトルの内容になりますが、いままで(Ver.1.3)はWQHD(2560x1440)で120FPS前後が限界だったのに対し、Ver1.4CTでは垂直同期限界の165FPS近くで動くようになりました(垂直同期を切ると200FPS前後)。その時のCPU使用率自体は20%~40%程度ですが、16スレッドを全部うまく活用して処理をしているようで、GPUの性能の限界を余すことなく発揮してくれるようにもなりました。
ちなみに仮想フルスクリーンでテストしたところ、
・4K解像度(3840x2160)・・・平均100FPS前後(CPU使用率30%~50%) Ver.1.3では80FPS前後
・5K解像度(5120x2880)・・・平均60FPS前後(CPU使用率40%~60%) Ver.1.3では40FPS前後
となりました。全体的に20FPS以上上がっているので、ハイパワーPCであればあるほどFPSの向上幅が大きいようです。特に今までシングルスレッド的にゲーム向けではなかったHaswell-EやBroadwell-E、Skylake-X、RyzenThreadRipperなどの10万円越えのCPUを使用しているユーザーには恩恵が大きそうです。一方で、今までの4コアCPUでながら作業でプレイする場合、CPU使用率が上昇する関係上FPSが低下する可能性があるとも言えます。
また、GPUの性能がより発揮できるようになったのもあり、広帯域のVRAMを搭載したモデル(GTX1080以上やRx Vega 56以上)ではFPSがグンと伸びる事例もあるようです。
まだ正式実装はされていませんが、おそらく今月末から来月初頭に向けてアップデートされるかと思うので、正式実装後にまた検証しようかと思います。